提携駐車場にカーシェアリング 付加価値のあるコインパーキングで土地の有効活用を
駐車場・コインパーキング事業は、土地活用の中でも差別化が難しい分野です。しかし、最近はカーシェアリングはじめ、さまざまな付加価値やサービスを提供する駐車場事業会社が、みられるようになってきました。
提携駐車場やカーシェアリングなど多様化するコインパーキング
コインパーキング事業の利用者向けサービスとして、事例が増えているのが提携駐車場です。駐車場を持たなかったり、不足したりしている店舗や施設と提携。提携先はコインパーキングのサービスチケットを客に渡すことで、利用者は無料、もしくは割引料金で駐車することができます。
コインパーキングの車室一部を利用したカーシェアリングも増えています。事前にサービスに登録した利用者は、コインパーキングに駐車してあるレンタカーを利用できるサービスです。
主にレンタカー会社が主体となってサービスを提供。駅前やオフィス街など、レンタカー需要の高いエリアで人気があります。登録さえしておけば、レンタカー会社に出向いて手続きをすることなく利用できる手軽さから、利用者が増えています。
ほかに、一部のスペースにEV車(電気自動車)用の充電器が設置されているコインパーキングもあります。駐車中に充電ができるため、EV車の増加とともに需要が高まっています。
コンテナやバイク置き場などスペースを有効活用したケースも
駐車には使えないスペースを活用した土地活用方法も増加傾向にあります。例えば、コインパーキングの空いたスペースに、コンテナボックスやバイクボックスを設置するケースです。その他にも駐輪場や資材置き場を設置するケースもあります。
このような小さなスペースの有効活用を進めることで、限られた土地の中に遊休地を作ることなく、最大限有効活用し、利益を上げることに繋がるのです。
土地の形態や立地に応じた駐車場への活用を
これまで解説してきた通り、土地の形や立地に応じて、さまざまな土地活用方法が可能となります。遊休地をなくすだけではなく、ほかのコインパーキングにはない特色を出せるので、差別化戦略としても有効です。
コインパーキングの運営会社によってさまざまなプランがあるので、まずは相談してみましょう。土地に合わせた活用方法の提案がもらえるかと思います。