コインパーキングの運営委託で契約期間中の解約は可能?
駐車場管理会社を通してコインパーキングを経営すると、一般的には契約期間を定めることになります。もし、契約後に諸事情で「コインパーキングをやめたい」と思った時、途中解約はできるのでしょうか。今回は、コインパーキング経営における契約期間と、解約する際の注意点について、見ていきましょう。
コインパーキングの契約期間は2~4年のケースが多い
コインパーキングの運営を管理会社に委託した場合、契約期間はどのくらいなのでしょうか。管理会社によっても大きく異なりますが、一般的には、2~4年契約であることが多いようです。
オーナーの要望や土地の立地条件などとも考慮した上で、最適な契約期間を探っていきます。また、近年では、数年や数カ月といった短期間契約が可能な管理会社もあります。
コインパーキングの運営委託に契約期間が存在する理由
コインパーキング経営において、管理会社に運営を委託する場合、「土地の一括借り上げ」という形態をとるケースも多くあります。その場合、土地の整地やアスファルトの舗装工事といった初期費用は、オーナーが負担することはないのが一般的。
しかし、初期費用を管理会社がすべて負担する場合、管理会社としては最低限、投資分を賃料で回収する必要があります。そのため、一定の契約期間を定めているケースが多くなるのです。
契約を途中で解約したいと思ったら…気を付けるべきポイント
コインパーキングの運営委託を解約するには、解約希望日の2〜6カ月前までに、管理会社に申し出る必要があります。契約期間を満了していれば、契約内容によりますが、解約に伴う金銭的負担がないケースも多くあります。
しかし、契約期間満了以前に解約したいとなると、多くの場合は違約金が発生します。違約金の負担については、管理会社によって、支払う条項も様々です。
一例を挙げると、以下の通り。
・初期開設時に管理会社が投資した費用の何割分かを負担
・機器撤去費用を負担
・契約賃料の数カ月分負担
ただし、コインパーキングとしての立地が良く、高い賃料が見込める場合は、中途解約時の違約金がゼロの場合もあります。契約期間内の中途解約は、運営会社によって規定が異なりますので、インターネット等でしっかりと調べてください。
契約期間、解約時の条件などは、ご自身が納得のいくよう管理会社ときちんと話し合い、かつ契約内容をしっかり確認することが大切です。契約した後でトラブルにならないよう、条件などをしっかりと把握し、ご自身が納得できる契約を目指しましょう。