街を歩けばいたるところで目にするコインパーキング。その立地は実にさまざまです。たとえば、東京都心のコインパーキングの売上げは一体どれほどになっているのでしょうか。今回は渋谷のコインパーキングについてシミュレーションしてみましょう。

渋谷では9～19時で最大料金4000円超の設定も

交通量が多い渋谷には、コインパーキングが多数存在します。とはいえ、一口に渋谷といっても、駅に近い場所なのか離れた場所なのかによっても大きくコインパーキング料金は異なります。もちろん場所にもよりますが、例えば9～19時の利用で最大料金4000円を超えるケースもあります。

渋谷の駅近で月間400万円の売り上げ

売り上げについて、都内の駐車場管理会社に聞きました。この会社によると、渋谷の駐車台数23台のあるコインパーキングでは、1カ月あたりの売り上げが400万円を超えているそうです。一方、同じ渋谷でも駅から比較的離れた場所のコインパーキングでは、駐車台数6台で1カ月あたり売り上げが70万円超とのこと。

単純化するために、前者が月間売り上げ400万円、後者が70万円としたとき、1台あたりの売り上げは前者が17万4000円、後者が11万7000円ほどになります。同じ渋谷でも場所によって売り上げは大きく異なるのです。

周辺相場をよく調べよう

特に東京都心部のコインパーキングにおいては、不特定多数のドライバーが利用します。その場所の料金設定や回転率によっても、月の売上げが大きく変わります。

土地オーナー様が駐車場経営を行う上では、周辺がどれ位の料金設定なのか、事前によく調べておく事が重要となるのです。