コインパーキング管理の舞台裏 新人担当者にインタビュー
路上駐車の減少に貢献するなど、今や社会インフラとなっているコインパーキング。運営は駐車場管理会社が担うのが一般的です。しかしながら、その管理方法についてはあまり知られていません。今回は駐車場管理会社「アークホールディングス」の入社1年目社員・青砥 拓也さんに、業務内容や仕事のやりがいなどについて聞きました。
さまざまな知識が求められる駐車場管理の仕事
現在、都内を中心に関東250事業地を担当する青砥さん。コインパーキングの運営や管理の業務に日々あたっています。
その業務は多岐にわたります。スケジュールを立てた上で、事業地を巡回。コインパーキングの空き缶やタバコのポイ捨てなどを回収したり、草刈りや枯葉清掃などを行ったり。夏は暑く冬は寒い東京の屋外。天気や気候にも負けずに仕事に取り組んでいるといいます。
ほかにも、駐車場のリニューアル作業や舗装、修繕工事に関係する業務も担当しており、さまざまな知識が求められます。
コインパーキングの管理には、トラブル対応も含まれます。コインパーキング精算機にコインや紙幣が詰まったり、フラップが故障したりといったトラブル対応も大切な仕事です。
台風の時は経験が生きた
土地オーナーや利用者のために奮闘する青砥さん。仕事をしていてうれしい瞬間については、「感謝の言葉を聞けたとき」と口にします。
あるコインパーキングのリニューアルで、舗装工事を担当した青砥さん。土地オーナーから「駐車場が美しくになりました。本当にありがとうございます」とお礼を言われました。「リニューアル工事は大変なことも多いが、報われる瞬間」と笑顔を見せます。
一方で、大変なこともあります。2019年に日本を襲った台風で、駐車場が大きな被害を受けたことがありました。特に斜めに傾いた料金看板は危険なため、一刻も早く修繕作業を行う必要がありました。
青砥さんは、素早く関係各所と連絡、調整を進め、1数日後には復旧に成功。「日頃の経験が生きた」と振り返ります。
「お客様のためこれからも日々努力」
コインパーキングに関わって20年以上のアークホールディングス。青砥さんは、「まだ上司や先輩に助けてもらいながら仕事を行っている。早く管理の業務を完璧にこなせるようになりたい」と強調。その上で、「お客様のためにこれからの日々努力していく」と力強く語ってくれました。
こうした人たちの努力があって、私たちは安心してコインパーキングが利用できるのですね。
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