不正出庫に盗難車の乗り捨て コインパーキングで起こり得るトラブルとは?
ロック板を不正に操作し、駐車料金を支払わずに出庫を頻繁に繰り返す。こうしたコインパーキングの不正利用が、新聞等で時折報じられます。他にもコインパーキングでは、さまざまなトラブルが発生します。今回はコインパーキングで起こるトラブルについてご紹介します。
不正操作で逮捕の事例も
コインパーキングで入出庫する際、ロック板が上がらないように不正に操作したとして、逮捕される事例は実際に起きています。ある事例では、輪留めのようなものを使用してロック板を乗り越え、料金を支払わずに出庫していたとのこと。このケースでは、不正駐車によって他の車両の駐車を妨げ、駐車運営会社の業務を妨害したとして、警察に逮捕されました。このようなコインパーキングでの同様の不正出庫のトラブルは過去にも多数、起きています。
盗難車をコインパーキングに乗り捨て
このような事件を受けて、駐車場経営マガジン編集部では、実際にどのようなトラブルがあるのか、都内の駐車場管理会社に尋ねてみました。
この会社によると、利用者と駐車場運営会社でよくあるトラブルとして、盗難した車をコインパーキングに乗り捨てるものがあるそうです。この場合、駐車場管理会社は乗り捨てられた車のナンバーや車種などをもとに、陸運局などに出向き、不正駐車をしている所有者を割り出します。その後、乗り捨てた人物を追跡し、督促するなどの対処がなされるとのことです。
料金に対し「何かの間違いではないか」
数日間にわたりコインパーキングに車を駐車。当然、駐車料金は高額になるのですが、利用者が金額に驚き「何かの間違いではないか」などと、駐車場管理会社に問い合わせをする。この会社によると、こうしたケースもまれにあるそうです。
また、コインパーキングの看板などの表示の仕方が原因となり、利用者が「高額な料金を請求された」などと、全国の消費生活センターに相談を寄せるケースも起きているそうです。
コインパーキングは月極駐車場と違い、不特定多数の人々が利用するため、さまざまなトラブルが起こり得ます。コインパーキングでトラブルが起きた場合、基本的に駐車場管理会社が対応します。今や駐車場管理会社は、全国各地に多数存在しています。駐車場の経営をご検討されている方は、トラブルが起きた際の対応についても考慮に入れ、信用信頼でき、安心して運営を任せられる管理会社を選びましょう。
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