関東を直撃した台風15号ドキュメント コインパーキングに倒木…そのとき駐車場管理会社は
大型の台風が日本列島を直撃するなど、台風による被害が毎年のように報じられています。コインパーキングをはじめとする駐車場業界にも、台風は大きな影響を与えています。都内を拠点とする駐車場管理会社への取材をもとに、2019年9月に関東を直撃した台風15号による影響を、ドキュメントとしてまとめました。
「台風で木が倒れて出庫できない」
2019年9月9日 に関東を直撃した台風15号。関東のある駐車場事業地では、倒木が原因で車の出庫ができなくなりました。第一報は、コインパーキングに車を停めた利用者から。「台風で木が倒れて道が塞がって車が出せなくなった」と、駐車場管理会社に直接連絡が入りました。
この会社の管理担当者が現場確認に行くと、倒れた大木が隣のマンションの壁に寄りかかった状態でした。
まずは二次災害が起きない様に、消防署に連絡。駆けつけた消防隊員が大木を固定してくれました。
今回のようなケースでは、駐車場管理会社は複数箇所と連絡をとりあって対応しなければなりません。隣接するマンションオーナー、マンションの月極所有者、出庫ができなかったお客様。個別に連絡して状況説明などを行い、最終的に大木を伐採することになりました。
コインパーキングも災害対応が重要に
その日の夕方、管理会社が大木を撤去。なんとかその日のうちに対応を終えることができました。作業終了後、速やかに近隣の方や関係者に無事に対応を完了した事を伝えました。
近隣の方、オーナー、関係者からは、「よくその日に復旧できましたね。素早い対応ありがとうございました」などお礼のお言葉をもらったとのことです。
今や社会インフラともなっているコインパーキング。駐車場管理会社が災害に迅速に対応しなければ、近隣住民や利用者への大きな迷惑となってしまいます。年々災害への対応が重要さを増している日本列島。「これからも使命感をもって駐車場の管理にあたります」と担当者は力強く語ってくれました。
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